無理しすぎないことが成功のカギ!

たとえば受験。
「合格する」ことが目的で「100点を取る」ことは必ずしも目的ではありません。
(100点を目標にするいうことはとても大切なことだと思いますが)

IT化というのは「完璧なシステムを作る(又は探す)」のではなく、
予算の中で最も効率良く目標を達成するための方法(道具)を探す(作る)、ということではないかと思います。

大きなシステム投資をすることで「一気にブレイクスルー!」ということもあると思いますが、
システム投資にそれだけの予算を取れるという会社はごく一部でしょう。

「あれば便利なもの」は「なくても大丈夫なもの」かも。

ほんとうに必要な機能だけ選ぶことが大切です。
使う前に必要と思った機能が本当に必要とは限りません。
「あれば便利なもの」は「なくても大丈夫なもの」かもしれません。
システムの場合、小さなこだわりが、大きな費用になります。

人手のほうが早いことも案外多い

理想のシステムを探し続け結局導入できないなんてことよくあります。
そもそも、そんなシステムがパッケージであるはずがありません。
なんでもシステム化、自動化しようと思わない割り切りも大切です。
規模によっては、人手を使うほうが費用対効果が高い場合もあります。
人の能力を生かすシステムが良いシステムだと思います。

例外処理がクセ者!

この “例外処理” というものがシステムを複雑にするのです。
システムコンサルティングをしていると良く出てくる表現はこれ↓、

「滅多にないですけど、たまにあるんですよね」

「滅多にない」ということは「ある」ということです。
「滅多にない」ことを「あること」として考えると、とても複雑になりやすいのです。
複雑化させるリスクは思った以上に大きく、コストもかさみます。

「滅多にない」ことは「無視する」か「人がやる」と割り切ればシステムはとてもシンプルになります。
いずれも意外と”勇気”がいることです。IT化には”勇気”、”割り切り”が必要です。
シンプルイズベスト! 選びやすく、わかりやすいメニュー作りなど、使い方の工夫もポイントです。